聖教騎士団の狂信者エルデュラヒム
彼はかつて醜いという理由で周りから虐げられていた心の弱い大男だった
ある時エルデュラヒムは大勢の村人に囲まれ罵倒と暴力を受けその大きな体に似合わず縮こまっていた
しかし運命と言うべきか、そこに偶然通りがかった聖教騎士団の聖少女にエルデュラヒムは救われるのだ
聖少女は小さな体に似合わず大勢の村人の前に両手を広げ立ちはだかったのだ
「貴様らこそ醜きものだ」と…
その時の聖少女の姿はエルデュラヒムには神の信託のように見えた
以来エルデュラヒムはその時の聖少女の姿を盾に刻み込み聖教騎士団と聖少女に敵対するものを
片っ端から叩き潰した、その姿は同じ騎士団の信者からも【狂信】と言われるほどであった
異教徒を狩る姿は聖教騎士団への信仰かそれとも聖少女への思慕か・・・
「醜きものよ、心の醜きものに虐げられ泣いているのか、
しかし汝が聖教の教えを貫くのなら汝は美しい」聖教騎士団聖少女の言葉