オリジナル小説「少年の嵐!」の挿絵用に描いたものです。第5回目です。
信男「最初は福井に引っ越すと聞いていたのにまたお母さんの気まぐれで、「私はいますごく落ち込んで心まで凍りついてる感じが強いし、ダメ押しに冷え性だから日本海に面している福井は合わない気がするからできれば太平洋側がいい。太平洋の言葉の響きって不思議と心を温めてくれる感じがするし元気がもらえる気になるの。」まあ、確かに日本海側よりあたたかい感じはするかなって妙に納得してしまった僕だけど、結局は心の持ち方かな。それで、行先は愛知の知多方面になったんだけど、電車から降りた時はもう夜のせいか異常にコオモリが多くて・・・。まるで不思議な世界に迷い込んだ感じだった。」