*創作 R15 血液 微グロ

今回はイメージのみ。

※構図はある方が削除したイラストのものを使用しています。


あま医ぶどう's picture


最近綿篠が私を殺す回数が増えている。

もちろん、私は蘇生種だから不死身だし
それは構わないが、
なんというか....
あの狂った目つきを頻繁に見ている気がする。

本当は彼には私なんか必要ではない。

もっとふさわしい配偶者が必要なのではないか。

私なんか最低だ。
彼の生命を弄んだのは私だ。

私は綿篠の保護者ではあるが、
永久にそばにいることなど不可能だ。

いつか私の血液の供給がなくなれば蘇生はできなくなる。
そのために私のような蘇生種を造り出さなければならない。

...綿篠と触れている部分が暖かい。
息が途絶える瞬間まで、優しく抱いてくれる。
死んだ後も私の身体を離さない事も知っている。
そしてまた私は息を吹き返す。
そうやっていつもの日常が戻る。

綿篠は...しあわせなのだろうか。
いつも疑問に思っている。

そして、私もしあわせなのだろうか。

私は彼が欲しい物をあげるだけしかないのだけど。


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棒人間を極めたいんだよ、私は。


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ふぅん...えらく豪快にやったもんだね、綿篠。
お前らしくないな。もちろん良い意味でな。
手足ごとなくせばいいだろっていう発想は悪くないぞ。

お前にでかい肉を切らせて料理をやらせたのが功を奏したということか。

覚えてるか
あの時自分と同類の動物の肉を食べてまで生きるのは嫌だ、と
お前、受け入れるのにだいぶかかったもんな。
はじめて料理させたときは一日中泣いていたよな。
「こんなのできない こんなのできない」って。
わかった時はショックだっただろ。
何故人間は動物よりも長く生きる事ができるのか。
それは、人間が一番他の生物を犠牲にするからだ。
その犠牲で人間は生かされている。
お前、他の仲間のウサギが死んでいく夢を何度も見て
神父めざすことにしたんだったな。
うん、本当にお前らしいよ。
本音を言うと助手をやってほしかったが、お前の気持ちを尊重すべきだと思ったんだ。
私はお前の保護者だからさ。

今、お前の姿見てがっかりしたとか思ってるか?
...残念、その逆だ。
私はその殺意と狂気に満ちたお前のその姿がいとおしくてしょうがないんだ。
手足がないから私の唇ばっかり親指でなでてるんだろ。
手足がないから私をこんな姿にしたんだろ。
手足がないからニヤニヤ笑ってるんだろ。
手足がないから次どうしようかわくわくしてるんだろ。
お前の考えてる事なんて隠してもだいたい察しがつく。
でも「そんな目で」私を見てるのかと思うと、なんかな...。
ふふ...気にするなよ。どうせすぐ元に戻るんだからさ。

生き返ってまたお前に殺されるの、楽しみにしてるから。

 ねぇ、酔糸先生...少しの間黙っててくれませんか。
 鋏で舌を切らせて下さい。
 お願いします。

そうか、じゃあ最期にひとこと言わせてもらえないか。

...ありがとう、すきだよ。

(第一部 おわり)


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綿篠、そんなに泣かなくても良いじゃないか。
もっと深く刺して欲しいのに。
お前は私が憎いはずだろ。
私はお前の命を弄んでいるんだぞ。
そして今でもなお苦しんでる。

私の中はあたたかいだろ。
..............。
そうだよな、こんな形でしか触れ合えないなんて
お前にとってもつらいんだよな。ごめんな。

「私を殺して下さい」なんてお前にとってはつらいんだよな。

でもな、綿篠、
自分を改造した時点で、もう、
私は死んでしまっているんだよ。

だから今さら悲しむ必要もないんだよ。


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私はね、許してもらおうなんて思っていない、
お前の命を弄んだ罪を。
でも侮辱してるわけじゃないんだ。

...おいで。お前の殺意が欲しいんだよ。
綿篠。今日はどうやって私を殺してくれる?

気の済むまで刺してごらん。
どんなふうにとどめを刺すのか楽しみなんだ。

どうあがいたってもうお前はあの時みたいに
喜んではくれないんだからさ。

さあ、殺せ。


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綿篠、覚えているか いつかお前がウサギだったころ
新芽の四ツ葉のクローバーをひとつだけ贈った事。

お前が人間になって、四ツ葉のクローバーがどんな意味を持つかを知った日に
やさしいお前は私にそれを採りに行ってくれた。
うれしかったよ。

私がいけなかったんだ。
気付いたらお前が傷だらけで血でまっ赤になっていた。
傷つける気はなかったんだ。

私がお前を人間にするために
私は人ではないものにならざるをえなかった。
お前を救いたいというエゴしかなかった。
お前を愛する感情はただの凶器に変わってしまう。

お前はあれ以来あまり笑わなくなってしまった。

あの時のように四ツ葉のクローバーを渡したとしても
お前は二度と喜んではくれないんだろうな。
私の事は許さなくても良い。
私はお前がいるだけで、それだけで。


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綿篠、お前
私を殺すの...上手くなったなぁ....。


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